念願のアポイ岳ジオパーク

楽歩堂ファンの皆様こんにちは。

北海道で車を運転していると、道は真っ直ぐどこまでも続いていて、広くて大きいなぁと感じます。車窓から見える海もどこまでも続いていて、島国なんだなぁと感じます。

今回は、念願だったアポイ岳のことを書きます。

アポイ岳は、日本ジオパークの認定と、ユネスコ世界ジオパークにも加盟しているそうです。

標高は800m程でありながら、森林限界を超え、山頂付近ではまた木々に囲まれるという、自然の不思議。


(アポイ岳の頂にて)

珍しい動植物も見られるそうです。例えば、アポイ岳の固有植物で絶滅危惧種の「ヒダカソウ」や、「アポイマイマイ」という固有種のカタツムリ、「ヒメチャマダラセセリ」という特別天然記念物の蝶々、準絶滅危惧種の「エゾナキウサギ」・・・その他・・・。


(終盤ですが、旧幌満お花畑で、1輪だけ咲いたという貴重なヒダカソウ)

アポイ岳のゆるキャラ「カンランくん」のモチーフにもなっているのは、アポイ岳を形成する岩石「かんらん岩」。


(かんらん岩を登っているところ)

「アポイちゃん」は、アポイ岳一帯の岩礫地に生育する多年草「サマニユキワリ」。サマニは、アポイ岳所在地の様似町からでしょうか。


(アポイ岳の頂手前の“馬の背お花畑”あたりで見つけたサマニユキワリ)

また、花の百名山でもあり、固有種が沢山あることも有名です。


(旧幌満お花畑で見つけたピンクと白のアポイアズマギク)


(アポイ岳から吉田岳に向かう稜線で見つけたアポイキンバイ)

アイキャッチ画像は登山口あたりで群生していたエゾオオザクラです。

花の盛んな時期になれば、更に沢山の花々が見られるようです。

しかも、アポイ岳から吉田岳まで歩けば、距離は約12㎞、標高は累積約1.100mを登ることができ、とても良い運動になります。健脚者は、その先のピンネシリでUターンするようです。


(アポイ岳から眺めた、吉田岳やピンネシリへの稜線)

途中の水分補給の休憩と、ゆっくり花を愛でる休憩と、腹ごしらえをする休憩と、三脚を立ててこだわりの自撮りをする時間と・・・ザッと10時間を見積もって出発しました。

そして、約9時間滞在し、ゆっくりと山時間を味わって参りいたしました。


(アポイ岳から1.5㎞ほど先にある吉田岳の頂にて)

アポイ岳での注意点は、ヒグマとマダニと携帯トイレだそうです。

おわりに

海の向こうに本州があるんだなぁと思うと、なんとも言えない気持ちになります。

けれど、テレビ番組で観ていた遠かった山を、自分の足で歩くことができ、この環境に感謝いたします。

*画像は全て2021-5-12に撮影したものです。

この日の靴とインソール

靴:LOWAレネゲード

オーダーインソール:メモテックevery more

 

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