楽歩堂ファンの皆様こんにちは!
これまでは、3月といえば梅や桜で春ウララ♪でしたが、北海道での足元はまだまだ雪。
というわけで『冬の北海道だからこそ』の『冬納めの旅』をしてきました。
コタン
コタンとは、アイヌ集落のことで、カマクラに似た家は、雪のブロックを積み上げてつくるイグルーという建物です。
然別湖では、冬季限定で湖上のコタンが開村します。ベッドのあるイグルーや、温泉、教会もありました。アイスバーでは氷のグラスで、北海道産のシーベリーを使ったソーダ水を飲みました。
スノーモービルでラフティングボートを引っ張る、氷の湖上を滑走するスノーラフトというアトラクションもありました。「年配ですがいいですか?」と聞くと、快くヘルメットをかぶせてくださいました。
犬ぞりマッシャー体験
昔、犬ぞりは、極寒地の住民にとって、移動や荷物の輸送の手段だったそうです。
現在では、「マッシャー」がそり犬を統率し、そりを操縦しながらコースを競走するスポーツとして知られているそうです。本州でも1か所で体験ができるようです。
ブレーキのかけ方やカーブでの体重移動の方法、そり犬との接し方などのレクチャーを受け、いざ!
想像していたより本格派で、想像以上の楽しさでした。犬たちは、使命感をもって走り、そりが止まると雪に突っ込んで行きました(後日オーナーの方に伺うと「暑さと気持ち良さ」といったことから雪にまっしぐら)。可愛らしくて笑ってしまいました。
これらの写真もカリキュラム内なので、素敵なショットが残せました。
タンチョウ
タンチョウといえば、「最も優美な姿の鳥」「長寿のシンボル」「丹頂鶴」「千円札」「特別天然記念物」等々・・・。
タンチョウは北海道の道鳥でもあり、釧路湿原一帯で生息し、夜明けとともにねぐらから飛び立つ様も幻想的だそうです。アイヌ語ではサルルンカムイ(湿原の神)と呼ばれていたそうです。
鶴見台で車を降りると、テレビで観ていた鶴のあの鳴き声が聞こえてきました。目を凝らすと求愛の舞いが優雅に繰り広げられ、耳に目に和の喜びを感じました。
オオワシ
オオワシは、日本で一番大きなワシともいわれ、アイヌ語ではカパッチリカムイ(ワシの神)と呼ばれていたそうです。
越冬のためにシベリアから知床にやってくる渡り鳥で、この時期ならではの流氷とオオワシのスナップショット撮影は、世界中のバードウォッチャーを魅了します。私もカメラマンに混ざって300枚くらい撮影し、お気に入りも撮れました。魚を狙うカラスとカモメとオオワシ。
羅臼港の南防波堤灯台では、オオワシとオジロワシも集まっていました。オオワシもオジロワシも、天然記念物であり、絶滅危惧IB類だそうです。
流氷
流氷もまた、北海道の代名詞ともいわれる、外せない冬の風物詩です。
オホーツク海北西部のシベリア沿岸部でできた氷のカタマリは、海面を漂流しながら、北海道のオホーツク海沿岸に到着します。キタキツネやアザラシも流氷に乗ってシベリアからやってくるそうです。
夜明け前に斜里のホテルを出て、砂浜からオホーツク海を埋め尽くす流氷を眺めました。沿岸定着氷から流氷(厳密には、定着氷がとけて沿岸を離れ、海面を漂っているのかもしれない・・・)に飛び乗って、朝陽を浴びました。氷平線もキラキラと輝いていました。
ホテルに戻ってから食べた朝食バイキングはおかわりをし、達成感に包まれました(笑)。
以上、冬納めに北海道の風物詩めぐりをし、沢山の宝物をみつけた日記でした。