北海道で冬限定の山歩き:ありがとう編

楽歩堂ファンの皆様こんにちは。

 

北海道の冬山は、風や雪でトレースが消える、ホワイトアウトで方向感覚を失うなど、雪慣れしていない場合の独力では、厳しさも大きい。雪深いため雪崩の勢いも、きっと半端ない、未知の山。

けれど冬山はヒグマも寝ていることが多い。そして身近な藪山やヒグマの森も、冬限定の遊び場になる。笹藪は雪野原に、沢はスノーブリッジに、雪のおかげでその上を歩くこともできるのだ。急登は多いものの、一踏ん張りすれば、何もない雪景色が広がっている。ひとりこの世界観にウットリできる、魅力の山。

北海道に来て3シーズン目にして最後の冬は、地域の方々にご一緒し〝ご当地ならでは〟を堪能した。

ご当地ならではの雪山ノウハウ

⭐雪質と足元装備の使い分け

⭐雪山の安定歩きはストック2本

⭐ラッセルは心身消耗すること

⭐パーティ内の隊列順序

⭐ズボンや手袋にカバーが大事な訳

⭐足が攣りやすい時に選ぶ行動食

⭐ザックのベルトやライトシェルの活用術

⭐ソリ類へのシートや、チェーンスパイクの脱げ予防、スマホの落下予防、その他の裏技的小物使い

⭐その他

地域の方々には日常でも、私には大きな収穫いっぱいの宝物だった。

楽しい時間

ソリやヒップソリ

皆で食べるオヤツ

皆で眺める景色

ありがとう

おわりに

この2年間、結局、地域言葉での会話には、ニュアンスすら理解ができなかった。暗黙の了解的な「ふつう」も、関東とは異なる。それでも時間を共有し、笑い、楽しくて次に繋がる。

これは、北海道の文化や歴史(アイヌや開拓史など)から今日の行動(仕事や生活など)まで、多岐の事柄にも重なり、いい教訓になった。

今後の人生に活かしたい。

 

沢山の思い出を、ありがとうございました!

 

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