楽歩堂ファンの皆様こんにちは。
今月は、北海道ならではの、美味しかった海鮮の話を書きます。
道民からのオススメ!
北海道では1年を通してウニ漁が行われているそうです。旬は1月から8月頃までの間で、種類や時期によって、日本海側やオホーツク海側(襟裳や羅臼など)で行われるとのこと。
ウニの国内生産量は、約50%を北海道が占めています。そのうちの約20%は礼文島のウニだそうです。
(岩内で食べた「白」)
積丹半島では、ウニと共に、積丹ブルーの海や神威岬などの絶景が楽しめることもあり、観光客にも人気です。積丹半島で獲れるウニの80%以上は、黒くて棘の長い「白」と呼ばれるキタムラサキウニだそうです。
(夏の積丹ブルー)
太平洋側で獲れる「赤」と呼ばれるウニは、バフンウニよりも大きくオレンジ色をした、エゾバフンウニだそうです。濃厚な甘みの強い「最高級の味わい」といわれています。
(積丹半島で食べた「赤」と「白」)
私のイチ押し!ホッケ
ホッケといえば、記憶力アップのDHA、骨粗しょう症予防のカルシウム、貧血予防のビタミンB12など、栄養豊富な元気の応援団ですね。
そのホッケのほとんどは、北海道で漁獲されています。なかでも羅臼、礼文、積丹は、ホッケの三大産地としても有名で、5月~7月と11月に多いそうです。
ホッケは鮮度低下が早く、内臓の寄生虫は、死後1時間ほどで内臓から身へと移動してしまいます。そうなると煮ても焼いても食べられないそうです。そうなる前に、処理する必要があるため、開いて干物などにするのが一般的です。
鮮度のいいものは、フライや天ぷら、刺身でも食べられます。種類別の味は「マホッケは淡白な味わいで、シマホッケは脂のりが良い」「マホッケの方が(シマホッケの方が)質も味も良い」「干物にすると更に美味しくなる」など、好みによって様々なようです。
(サービスエリアで食べたホッケのフライ)
(函館で食べたホッケの刺身)
食に疎い私にとってホッケは〝開きの干物で、焼いて食べる魚〟この一択でしたので、「ホッケのフライ」や「ホッケの刺身」というフレーズには、胸が躍りました。「ホッケを?初耳!斬新!」と。
北海道で食べたホッケは、ぷっくりジューシーな弾力と美味しさに、感動でした。
お財布に優しいお値段にも驚きです。
晩秋の風物詩!シシャモ
シシャモは、北海道の太平洋沿岸にのみ生息する、日本の固有種です。名称の語源は、アイヌ語の「ススハム」または「シュシュハム」(意味は「柳の葉」)から「シシャモ」に。シシャモに関するアイヌ民話は、多く伝えられているようです。
カムイ(神)が川に流したススハム(柳の葉)は、シシャモに姿を変えて、飢餓で困ったコタン(村)を救いました。
シシャモは神がくれた魚だという、なんとも素敵な民話もありました。
(むかわ町の店先で日差しを浴びていたシシャモたち)
一方カラフトシシャモは、オホーツク海の樺太周辺でも回遊しているため、昭和初期に付けられた和名であり、シシャモとは別の魚だそうです。
さて、北海道の太平洋沿岸では、晩秋の風物詩として、シシャモのすだれ干しが見られます。さっそく私もいただきました。
(オス4メス4パクリ♡)
美味しい話でいつも恋しくなるのは、関東の梨です。特に群馬県の下里見町の梨です。
そうやって私は、横へ横へと大きく肥えていく秋でした(笑)。
【おまけ】
地下鉄の大通駅を降りて、丸井今井札幌本店に向かう途中の、壁面パネルです。
微力ながら私も精一杯、北海道のおもてなしをリードいたしますので、応援よろしくお願いいたします。
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