京都の護王神社は、家内安全や商売繁盛、交通安全など諸祈願にご利益があるそうですが、中でも足腰守護のご利益を求めて、足腰の難儀で悩んでいる人やスポーツ選手など、たくさんの人が参拝に訪れているそうです。
なぜ足腰にご利益があるのか?それは奈良時代の「道鏡事件」に端を発しています。道鏡事件とは…
奈良時代の末、当時の実力者・弓削道鏡が偽のご神託によって、天皇の位を我が物にしようとした事件が起こりました。清麻呂公は真のご神託を奉じてこれを阻止しましたが、道鏡によって足の腱を切られた上に九州の山奥に流刑となりました。九州へ下る途中に道鏡の刺客が襲いかかるなど、険しい途次でしたが、突然山の中から現れた300頭ものいのししが清麻呂公を守って道案内しました。
その後、清麻呂公が悩んでおられた足萎え(あしなえ)は不思議と治り、公は立って歩くことができるようになったと伝えられています。
この故事により、護王神社は足腰の守護神として広く崇敬されているそうです。
毎月21日の午後3時には「足腰祭」も行われ、参列者が門前のご千度車を回し、足腰の大御守の下をくぐって足腰の健康安全を祈願するそうです。
足の神様、日本全国にたくさんいらっしゃいますね。明日にでもセミリタイアして、足の神様巡りの旅に出たいです。
京都御所西 足腰の守護神 護王神社