足の神様探求シリーズ、第4回。
第1回:足守神社(和歌山県和歌山市)
第2回:公礼八幡宮(滋賀県近江八幡市)
第3回:服部天神宮(大阪府豊中市)
「足手荒神(あしてこうじん)」という手足の神様の信仰が、日本各地に見られるという情報をキャッチしました。民間信仰を起源とする足手荒神は、手足の病気や怪我の快癒を祈願するもので、手形や足形を奉納するのが特徴だそうです。ウィキペディアによると、信仰される地域は、秋田県、福岡県、熊本県、大分県などで、四国に及んでいるという報告もあるそうで、“通称”足手荒神と呼ばれる神社や、「手足荒神」の名がついた神社など、地域によって違いが見られます。
また、信仰の対象も庚申信仰の青面金剛やお鏡石という丸い霊石など、それぞれに違いが見られます。
いろいろな違いが見られる足手荒神ですが、手足の疾病平癒、手形足型を奉納するという点は、概ね共通しているようです。
ウィキペディアには各地の足手荒神リストも掲載されていますが、熊本、大分にたくさんあることに驚かされます。また、九州から遠く離れた秋田にも足手荒神進行が見られるのも興味深いです。
関東でずっと過ごしているので、この足手荒神のことは知りませんでしたが、諸星大二郎の漫画が大好きなので、実に興味を惹かれます。ページ末尾にたくさんの参考文献が掲載されているので、妖怪関係の本がちらほら見られるのが気になります。今後少しずつ目を通していきたいです。
足手荒神ウィキペディアページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E6%89%8B%E8%8D%92%E7%A5%9E