北海道時間を過ごす冬の里山:エゾフクロウ・シマエナガ編

楽歩堂ファンの皆様こんにちは!

今回は、北海道の留鳥で、冬が近付くと観察したくなる、野鳥編のブログを書きます。

エゾフクロウ

フクロウは、俳句や連歌の季語が冬。

近頃は、ペットとしても人気を集めているフクロウですが、エゾフクロウはペットにできないそうです。

エゾフクロウは、アイヌ語で「イソサンケカムイ(獲物を授ける神)」や「クンネレクカムイ(守り神)」

〝全長は約50cm、羽を広げると約1m。耳の位置は左右で異なり、僅かな音でも正確に聞き分ける、優れた聴覚の持ち主。視覚も抜群。〟とのこと。

エゾフクロウは、北方領土と北海道で暮らしています。ネズミなどの主食が捕食しやすい場所にいて、里山や森林公園などで寛いでいることもあります。

3~4月に2~5個の卵を産み、約1カ月で雛が誕生し、やがてふわふわの雛たちが巣(樹洞)から顔を出し始めます。

 

アイキャッチと下の画像は、昨年森林公園にいたエゾフクロウです。北に生息するフクロウ特有の白っぽい羽根に覆われていました。神様のような、こけしのような、なんとも可愛らしい表情の丸い顔です。時々黒い目を開き、ゆっくりこちらを眺めてくれました。

今年は里山のエゾフクロウも観察しました。

シマエナガ

シマエナガは、アイヌ語で「雪の鳥」という意味の「ウパッチリ」または「ウパシ・チリ」

書籍やSNSなどでも「可愛すぎる」と話題の野鳥で、「雪の妖精」の愛称でも親しまれています。彼方此方の土産屋でも、いろんなシマエナガグッズを豊富に見かけ、私も先日ガチャガチャをしたほどです(笑)。

また、シマエナガもペットにはできないそうです。

〝シマエナガの「シマ」は「北海道」の意味で、北海道で暮らすエナガの亜種となります。

約14cmの体長に約8㎝の尾羽。ホバリングをする。〟とのこと。

夏はあまり見かけませんが、夏の姿は茶色かかった色でなんとなくスリムだそうです。森や林でシマエナガが飛び回る頃に「ああ、そろそろ雪になりますね」と四季の移ろいにふけり、冬になると、真っ白くふっくらとした、雪玉のような愛らしさになります。

 

里山の林で、見上げると、小さな鳥たちが活発に飛び回っていました。「ジージー」「ジュリリリ」シマエナガだ!

スマートフォンですが、なんとか撮影できました!

野鳥撮影の注意点

「野鳥の巣に近づく・追いまわす・フラッシュを焚く・細かい撮影場所の公開・餌付けなどの環境改変・その他・・・は、行わない」とのこと。

おわりに

観たり聞いたり調べたりしているうちに、今シーズンも、タンチョウヅルやオオワシの観察に出かけようか悩んだり、北海道の冬に、今年もワクワクです。

今回の自撮りは、えりもの砂浜に集まっていたカモメたちと私です。

 

■楽歩堂オフィシャルサイトはこちらから
■楽歩堂 e-shopはこちらから