ふくらはぎの筋が急に痙攣するこむら返り。殆どの人が経験したことがあるのではないでしょうか?運動中や就寝中などに起こることが多いですね。ふくらはぎの他、土踏まずや太ももでも起きることもあります。
そもそも「こむら返り」ってどういう意味?
こむら返りは漢字では「腓返り」と書きます。「腓(こむら)」とは、ふくらはぎのことで、平安時代以降から使われている言葉だそうです。平安時代末期の漢和辞書『類聚名義抄(るいじゅめいぎしょう)』に掲載されているそうです。
こむら返りは字の如く、ふくらはぎの筋がひっくり返ったような症状から名付けられたと考えられます。
こむら返りとは?
Wikipediaの「こむら返り」の項目を見てみると、
こむら返り(腓返り、こむらがえり)とは、「腓(こむら)=ふくらはぎ」に起こる筋痙攣の総称で、「(足が)攣(つ)る」とも言われる。特に腓腹筋(ふくらはぎ)に起こりやすいため、腓腹筋痙攣と同義とみなすこともある。他にも指・首・肩などもこの症状と類似した状態になる場合がある。
とあります。特に激しい運動の後や水泳後、睡眠中に起こることが多く、睡眠中に起こると寝起きで早急に対処ができないため、幹部の筋肉痛や寝不足になることもあります。
こむら返りが起こる原因
こむら返りが起こる原因は、水分不足、カリウムやナトリウムなどの電解質の不足、筋肉の疲労、足の末梢の血流障害など諸説あるようですが、特定には至っていないそうです。
ただ、筋肉がきちんと伸縮するには、体内のミネラルバランスが取れてこそのものなので、汗をたくさん書いてミネラルが失われたり、血行が悪くなったりすると、筋肉がきちんと収縮することができずにこむら返りになると考えられています。
こむら返りの予防法は?
原因がはっきりしないこむら返りではありますが、予防法はあるのでしょうか?
・スポーツドリンクなどで水分やミネラルを摂取する。
前項でも書きましたが、ミネラル不足になるとこむら返りが起きやすくなります。スポーツドリンクなどを適度に飲んで、水分やミネラルを補給しましょう。
・体を冷やさない
体が冷えると血行が悪くなり、筋肉が収縮してしまいます。冬はひざ掛けやカイロなどで体を冷やさないように気をつけてください。またシャワーで済まさずに湯船に浸かり体を温めるのも効果的です。
・日頃から運動習慣をつける
日常的にストレッチやウォーキングなどを行い、健康的な生活を送りましょう。
・ハイヒールは控える
ハイヒールは足の筋肉に負担がかかりますので、長く履くのは控えましょう。
・掛け布団は軽いものがおすすめ
さて、ふくらはぎにこむら返りが起こったら…
- つま先を体の方にゆっくりと引き、ふくらはぎを伸ばす
- つった方の足を立て膝にし、両手でつま先とかかとを持ちゆっくり前方に多重をかける
- 壁に両手をつき、体重をかけながらつった方のふくらはぎを伸ばす
- 攣った部分を蒸しタオルなどで温める
といった対処をし、痙攣が収まるのを待ちましょう。
痙攣が治まったら、アロマオイルでマッサージをするとこわばりがほぐれ、アロマ効果でリラックスもできるのでおすすめです。
靴とこむら返りの関係
こむら返りの起こる原因のひとつに、足の筋肉の疲労が挙げられます。
ハイヒールを履くと常につま先立ちの状態になるので、人間の足本来の指でしっかり地面を掴む歩き方ができません。その結果、筋肉の疲れや筋力の低下が起こりやすくなります。
また、足の裏には体を支えるために重要な、縦と横の3つのアーチがありますが、筋力が低下すると足のアーチが崩れ、外反母趾やO脚、X脚の原因になる可能性もあります。
こむら返りを起こさないために
「足は第二の心臓」と言われています。
楽歩堂では「足元から健康を考える」をモットーに、本当に歩きやすい靴を開発しています。
足を締め付けることなく楽に履ける靴、しかも自然なフィット感で履きやすく、長く歩いてもストレスフリーな靴を開発しています。
足に合った靴を履くことは健康のためにも大変重要です。
こむら返りを防止するためにも、楽歩堂の靴を履いて、楽しくウォーキングをしてみてはいかがでしょうか?
こむら返りは健康な人でも起こることですが、頻繁に起こるようになったり、足以外の場所で起こった場合などには何かしらの病気の可能性も考えられますので、整形外科や循環器科、神経内科などで相談してみましょう。
参考:日医ニュース 健康ぷらざ No.462
http://dl.med.or.jp/dl-med/people/plaza/462.pdf
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